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ピューリッツァー賞『ハゲワシと少女』について(前半)

1994年にピューリッツァー賞を受賞した『ハゲワシと少女』。今日はこの写真を題材に授業を行ったクラスがありました。その授業を2回に渡って紹介します。

 ジャーナリストであったケビン・カーター氏(南アフリカ出身)は、内戦と飢餓で苦しむアフリカ・スーダンに行く。現地で撮影した以下の写真は、「飢えでしゃがみこんでいる少女の背後にハゲワシがたたずむ」写真で、同じ地球上の残酷な現実を切り取った写真である。

 ところが、この写真に対して、多くの非難の声が巻き起こった。受賞作の写真を掲載したフロリダの新聞社には、「なぜ、カメラマンは少女を助けなかったのか!」、「少女を見殺しにしたカメラマンこそ本当のハゲワシだ!」、「ピューリッツァー賞は取材の倫理を問わないのか!」といった厳しい内容であった。

 この1枚の写真が提起した問題には、「人間の尊厳優先かプロ意識の徹底か」といったジャーナリズムの根幹に関わる多くの教訓が含まれていた。

 

          【あなたは、写真を撮ったケビンに賛成ですか?反対ですか?】

この問いに生徒がどう答えたかは、次回紹介します。楽しみにしていてください。